今を生きる

スペインはバレンシアからきままに 日記を書いていきます。 今を常に念頭におき、 見性を体験することを大目標にします。

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少林窟道場参禅記(参禅一日目)3

坐禅の仕方について、簡単な確認がありました。


「一息で吸って、吐いて、一息に成り切る」と答えました。


老師はご自身で実践して

「一息でスーと吸って、スーと吐いたら、自分の

背骨をみるほどに体を左右にしっかり捻る、一捻りを入れなさい。そして

30分間隔で経行(きんひん)をするように」

と言われました。

(経行というのは、坐禅が長時間行われる時に、
 堂内をゆるやかに静かに歩くこと)
(一捻りというのは、少林窟独特のもので、偏り疲労を蓄積しないよう、間断なく雑念を切り、体の流れをよくするためのもの)


最後に「決して無理をしてはいけません。足が痛かったら、あぐらでも足

を伸ばしても、いかようにでもしていいから。寝たかったらすぐに寝なさ

い。お腹がすいたらいつでもお茶とお菓子が用意してありますから。」と

念をおすように付け加えました。


早速、禅堂にて坐禅をするよう指示がありました。


秀蓮さんから作務衣と袴をお借りして宿坊に上がりました。宿坊は禅堂よ

りも高台にあり、いのししで荒らされた家庭菜園畑の間を階段で登ってい

きます。

宿坊からは何と、呉線で大好きになった瀬戸内海の島々が見渡せました。

思わず景色に一礼して合掌してしまいました。

11月、秋真っ只中、小高い山の中にある少林窟は自然満載でした。


そして袴を着ることにより気も一層引き締まり、いよいよ禅堂での坐禅の

準備が整いました。


少し長めの袴を両手で持って、足の裏に石の階段の感触を感じながらゆっ

くり降りていきました。禅堂のノブに手をつけ、ひんやりした感触を感

じ、右にゆっくり回してドアを開けました。


今までの10分の1のスピードでと老師に言われておりましたので、一つ

一つを確認することを心がけておりました。


禅堂では、既にお一人、静かに坐っていらっしゃいました。

そして、まずは、中央部に備え付けれれています、聖憎様(しょうそうさ

ま)を前に姿勢を正し、二礼をして菩提心を固く誓いました。



移動の疲れも今までの緊張感も全て忘れて、

”吸って”、”吐く”、”捻り”をただ繰り返しておりました。

時刻は4時過ぎでした。陽も落ちてきた時でした。

ここままでやっとこぎつけたという達成感にまたしても、

ついつい涙が頬をぬらしました。

そんなメランコリックな自我を

親心で許しているもう一人の自分もいました。



時間はあっという間に過ぎていたようです。

夕食を知らせる木版の音がかん高くなりました。

あたりはすっかり薄暗くなっておりました。

そのままゆっくりと食堂まで

一歩、一歩を確認しながら歩いていきました。



老師、秀蓮さん、古参の僧侶がもう既に坐っておりました。

板の間に薄い座布団、低いちゃぶ台での食事は、

幼少の頃を思わせるとても懐かしいものでした。


お茶碗一杯に切干大根と煮豆のおかずとごはんが

盛りつけられてありました。

こんなに食べきれるだろうかと一瞬思いました。そして、一箸一箸ごとに

その食材の感触を感じながらとにかく食べることに集中しておりました

が、新参者として見られることにビクビクしている自分もいました。


私は元来食べることが大好きです。しかし、今回は禅寺での食事に一切期

待も持たずにきただけに、少林窟での初めての食事は、食べるごとにおい

しさを味合うことができて、結構、たくさんあったお茶碗のおかずはあっ

という間になくなってしまいました。

気がつくと、古参の方のお茶碗には、まだたくさんおかずが残っておりま

した。そのお方は、明日下山されるということでした。



大体、夕食も終わろうとする時に、老師が私に急に尋ねられました。

「今さら、あなたに確認するのも何ですが、、、、

”歩く”とはどういうことですか?」


私は、その時、心地良い緊張感に包まれておりました。

身をまかせきってその空間に溶け込んでおりました。


ゆっくりと手をつき、腰をあげようとしました。

「もうよろしい」

老師は、静かにおっしゃっいました。


明日下山されるという僧侶の方は、目を大きく見開いて、

ただびっくりしておられるようでした。



この1年、自己流とはいえ、この旅を続けてこれたことに深く感謝すると

共に、人生上昇塾コース1年、ツアーガイドコース1年をやってきたこと

が、確かなものだったと実証された瞬間でもありました。



夕食後、10時までの間、また禅堂で一人で坐っておりました。

夜の一人での禅堂は、ちょっと薄気味悪く、じわじわと寒さが体を蝕んで

きました。


宿坊では、21畳の大きなお部屋に一人で寝ることになりました。とても心

細く怖かったのですが、疲れと緊張感のためまた明日からのことを思い、

早々と寝床についたら怖いのも忘れてすぐに寝付いてしまいました。

                        ......続く


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プロフィール

valenciana

Author:valenciana
スペインはバレンシアに
住んでいます。

インターネットのお陰で
禅の世界に導かれました。

「縁と無常」

あるがまま
ただ生かされていることに感謝する毎日です!


”幼少の頃は夢中で遊んでいました”
いつしかそれがかすんできました。

またあの頃の
感覚を思い出すことが多くなりました。

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