今を生きる

スペインはバレンシアからきままに 日記を書いていきます。 今を常に念頭におき、 見性を体験することを大目標にします。

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少林窟道場参禅記2回目(8)

3日目

「菩薩」の法話を終えるとすぐに老師は聞いてきました。

「呼吸をするとはどういうことですか?」


私は息をする音を交えながらゆっくりはっきり息を吸って、吐きました。

もう一人の修行者の方も同じく呼吸をやっていたようです。


今度は「片付けるとはどういうことですか?」と聞かれました。


その方は、何だかちょっと迷い迷い、お茶碗を持ちました。

老師は、「何を躊躇している」と大きな声を出しました。


そして老師は、「歩くとはどういうことじゃ?」と違う質問をしてきました。

その方は何となく自信なさげながらも立ち上がって、一歩を踏み出しました。


老師は、「そうだ、それでいいんだ。」そして、もう一度、

「片付けるとはどういうことだ?」と聞いてきました。


やっと、お茶碗を重ね始めました。

すると老師は、「もっとはっきりゆっくり!」と注意しました。


総勢8名の中で皆の注目を浴びながらの問答は、本当に緊張の渦でした。

後からこの方に聞いたところ、この時、叩かれるかもしれないと覚悟したとのこ

とでした。そのくらい食堂での緊張が伝わってきたものでした。


老師は「今日の片付けは、あなたに頼む。」とひと言。

そして食堂を後にされました。

が、すぐに戻ってこられ、

廊下からすごい剣幕でもう一人の修行者を指さし

「すぐ、禅堂へ」と言いました。


禅堂に戻ると会社のことで悩んでおられた修行者が、

腰をそれは無心に捻っておりました。

私だったら一人問答が分からず、いじけて宿坊でふて寝でも

していたかもしれないであろうに、その修行者は、

この局面においても老師のひと言を守り続け、腰を捻っておりました。


老師を絶対的に信頼して、腰捻りだけを忠実におこなっておりました。

信頼すること、徹底素直になることがどういうことであるかを言葉ではなく、

実際に教えていただき、私の方が大きな力をもらい、

ただ一息にひたすら午後は坐ることができました。


10年前に一度少林窟の門を叩いたことがあるというこの修行者は、

来た時から会社のことが頭から離れず、にっちもさっちもいかず、

老師に個別で何度も相談をされておりました。


時々、夜中に何かすごい音が聞こえてきましたが、

その方がうなされていたことを後から聞き、

妄念妄想で安らかに寝ることもできず、本当にお辛いであろうと、

何もできずにその気持ちを感じとることしかできない自分でした。


下山してから分かったのですが、老師とのお二人での問答の法話がUP

されておりました。


法話(疑問)


疑問

老師
「さ、なんなりと」

修行者
「老師の問答に何も答えられない自分が虚しくて、一息一息と思うんですが、
どうしても考えてしまい、絶ち切って一息と思うのですが、また考えてしまい、どうにも一息にもなりません。それどころか食事に行くのも恐ろしくなってきました。

今回私はどうしても持ち帰って皆と仲良くできるようにでならなければいけません。このままではいかんと思ってご相談によせてさせていただきました。」

老師
「自分でどうにもならんときにはどうしたらいいというとまず師を訪ねること、法を聞くこと。熱心であればあるほど時を無駄にしたくないから。何遍でも同じことでも聞きにくること。

とにかく1点におさまればいいんだ。ということはそういう疑問が出てくる心から自分から離れること。これが突破口の始まりなんだ。着眼点。
素直にただ見るんだよ、何だろうと考えずに。

はい、これ何?

そこでもう考えているんだ。素直に

じゃ、
これ何?
これ何?
頭をとるんだ、見たまま。

これ何?

そこに分別、自己が入ると概念やら言葉がもう暗幕をはってしまうから、わからんようになる。わかろうとしない、素直に。見たまま、事実のまま。

あなたも答えるとしたらどうする。

答えてごらん」


修行者「いままで、、、」


老師
「言葉を出すな!それが迷いだから。

はい、この事実で答えてごらん。
この事実で。
この事実で。

もっと確信を持って、

そうじゃやろ!

じゃ、これは?確信を持ちなさい。
じゃ、これは?
じゃ、これは?

それしかないじゃないか?




何だということでしょ?

あまりにも近すぎるからどうしても近さゆえに近さが邪魔をしてわからんようになるからどうしても探すんんだ。

今が全てであって、もっとも近いことのそのことだから。探すことじゃないんだ、ありのままになればいい。」

老師、お茶を入れ始める。

「だからこうしているときも素直にこうすればいいんだ。」


お茶をつぐ、

「さ、おあがんなさい。

今何をしている?




今何をしている?」


(修行者、お茶を飲み始める)

「どんな味だ?」

(修行者、お茶を飲む)

老師
「言いようがないでしょ?その味だから。言いようがないから初めからそれを言おうとしたり答えようとしたり、そのこと自体が迷いの始まりだから。

素直にこうして。
うまいかまずいかはしらんが、この味は誰が飲んでもこの味なんだ。

塩は誰がなめても辛い。もうそれを触れておる人にとってみたら余分な説明をしなくてもわかる。ということがわかるから言う必要はない。

なのに尋ねられるとなんとか答えないといけないと思うでしょ?
誘い出されてしまうんだ。



どうだ、少しは明るくなったでしょ?」

修行者「でもまだまだ」


老師
「とっかかりっていうのはわずかなんだ。

指一本から入っていくんだ。

それでしっかり確信を持つにいたる。このわずかな着眼が道をひらいてくれる。

あ、そこかと煩悩やら自己、概念やら認識判断を離れた、このありのままのこれが本当の事実なんだということが今わかりかけてきたんだ。

この妄念でわかろうとした世界、じゃなくて、もっと近いところにあると、ちゃんと自然態であるということがわかりかけてきたんだから、自然のままにありのままになっていればいい。

今誰がそれをさしよるんだ?何ものがそうさせよるか?

誰がしてよるか?

考えたらだめよ。
それがそれをしよるんだから。

うっかり自分がしよると言う言葉が飛び出すところだった」

修行者「はい」

老師
「そうなると自分は何か?と責められる。


そうすると答えを出すためにはどうしたらいいかと本気にこうやっていくしかないんだ。

自分は意識の問題であって、ここにどこに自分があるのかなと?突き詰めていくと、これはこれでしか無いという回答に気がついてくる。

誰がこれをやらしているんだ?

これがこれをやっているだけ

なんのためにやっているんだ。

これが縁に応じてやっているだけだから

一切の心。一切の観念から離れて素直に純粋にただるだけなんだ、
これが法なんだということがわかってくる


1+1=いくつだ?
?を言ってごらん。

1+1=いくつだ?」

修行者「1+1=いくつだ?」

老師
「そうそう、それが一番端的だ。

もちろん1+1=2でないといけない。1+1=3になったり4になったり、それはからかう時にはいいけど、法は1+1=2にならないといけないけど、
端的に修行底になると1+1=1+1はいくつだ。とこうなる。

じゃ、無とは何だ?」

修行者「無とは何だ」

老師
うん、無とは無よ。有とは有よ。
バカとはバカよ。

南無阿弥陀仏は南無阿弥陀仏

茶を飲むとはどうすることだ?」

修行者
「茶を飲むとはどうすることだ?」

老師
「オウム返しをいつまでも繰り返していると融通がきかなくなるよ。

お茶を飲むとはどうすることだ?」

修行者、お茶を飲む。

老師
「それしかないんだ。

そしたら君がやっている全てが法だから、素直にやるがままにあるがままに
縁のままに。

余念が出たら、感情が出たら、それが邪魔をするから、入る余地のないほどに一心にやるんだ。

立つとはどういうことだ?」

修行者、立ち上がる。

老師
「歩くとはどういうことだ?」

修行者、歩きはじめる。

老師
「もうなんでもないことだ。

それの一つが立ったり、坐ったり、食事をしたり、大小便をしたり、眠ったりする。
一つことが縁によって流転しているだけだから。
どこにも変わったことないでしょう?

これが今の自由さであり闊達さである。命なんだ。

だから一つことの流転だから。

これが今、今、今を本当にやっていればいいんだ。

はい、そのまま禅堂に行きなさい。

隙を与えたらだめよ。」


続く

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プロフィール

valenciana

Author:valenciana
スペインはバレンシアに
住んでいます。

インターネットのお陰で
禅の世界に導かれました。

「縁と無常」

あるがまま
ただ生かされていることに感謝する毎日です!


”幼少の頃は夢中で遊んでいました”
いつしかそれがかすんできました。

またあの頃の
感覚を思い出すことが多くなりました。

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