今を生きる

スペインはバレンシアからきままに 日記を書いていきます。 今を常に念頭におき、 見性を体験することを大目標にします。

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少林窟道場参禅記2回目(11)

5日目

昨今の進化した電化製品のお陰で、ワンタッチで何でも出来る時代になってきましたが、少林窟道場には、昔ながらのものがたくさん残っていて、
ホットします。

ここでのお風呂は釜風呂です。

お風呂は2,3日に1回ほどしか炊かないのですが、寒いからでしょうか、今回はほとんど毎日のようにお風呂に入ることができました。

薪で焚くせいでしょうか、体が芯から温まります。私も今回は古参の方のご指導にて、お風呂を焚かせていただきました。

まずは、前の燃えあとの灰を取り去り、畑にまいてきます。肥料になります。

そして、薪を手斧で小さく割る作業が必要です。日頃、斧などを見ることさえも使ったことすらもありませんでしたが、自分の手をぶつ切りそうになるので結構危なかったです。

でもその危機感を認め、斧を持つ手の感覚と薪に意識を置いていると何の問題もなくすんなり割れるからとても集中して、やり始めると薪割りそのものになって楽しかったです。

ダンボールの端切れにマッチで火をつけて、さきほど薪を割った小さな木を数本入れて、火を起こします。火が広がったららそこに大きな薪を入れていきます。

釜の蓋を閉めます。

薪にどんどん火が燃え広がり、火力が大きくなっていきます。

外が寒いだけに火の近くにいるとポカポカとしてきて、少林窟の黒猫グループが寄ってきて、私が坐っていた丸太の切り株を取られてしまいました。

猫ちゃん同様私もすっかりお風呂の釜の前で燃え上がる火と共に暖をとって、
単を練っておりました。

火の燃え広がる音、様子を目でとらえ、熱さを体感しているうちに薪は灰に変わり、火力が小さくなってきました。

お湯を見ます。上のほうだけ熱く、お湯を掻き混ぜるとまだぬるかったので、薪を足してもう一度火が大きくなっていきます。

しばらくするとようやくお湯も全体に熱がわたり、ようやくお風呂の準備ができました。

古参の方3人は全員下山されて、本日のお風呂は私達3人と秀蓮さんの4人です。全員が入り終わるまで、お風呂のお湯を一定に保っていなくてはいけません。

修行者のお一人に入ってもらうために声をかけることになりました。参禅初めてお顔を拝見しました。

お風呂から出てこられたら、あのぐったりされていたのもすっかりお風呂で洗い流され、英気がみなぎっているかのようでした。

秀蓮さん以外、お風呂に入ってもらい、私のお風呂炊きの作務も無事に終えることができましたが、私にとっては一番好きな作務となりました。



小さい畑には今回は旬の大根を育てておりました。きれいに洗ったら無農薬なので、皮ごと食べれるからとても栄養価が高いです。

そしてあのぴりっとした辛口の味は、薪の灰を肥料に自然のサイクルで、そして土ならしを良くされているからでしょう。立派な大きなピチピチとした大根がたくさん育っておりました。



老師は大体のことは何でもご自身でやられておられますが、お料理の腕もかなりのようです。

海が近いので、漁師の方がよくその日に釣れた魚を持ってきてくださるそうですが、新鮮な魚をさばくのも大変な作業です。

今回きれいな透明の色をした、等分に薄く切られた、たこをお刺身で大変おいしくいただきました。

老師が下処理をして茹でられたようです。
老師がおっしゃるにはゆで加減が要だとおっしゃっておりましたが、今頃生でタコが手に入ることなどなく、こうして老師の手によって下準備されたタコの味は絶品の味でした。


元々栄養士としても働いた経験のある秀蓮さんですが、この老師にお仕えして長いこともあり、お料理がお上手なのは納得です。そしてまたその手際の良さといったら本当にびっくりしました。

台所で何回かお手伝いをさせていただきましたが、動きに全く無駄がないというか、そのフットワークに驚異を感じるほどでした。そして全部用意ができたら台所はすっかりきれいに片付いています。お見事としかいいようがありませんでした。



古参の方たちを交えての食堂での問答、法話は緊張感で一杯でした。そして何よりもその凛々しいいお姿は、自分たちの模範となりうるもので、そこでただご一緒するだけでとてもありがたかったです。

その古参の方々も全員下山され、私達3名だけになってしまいました。


お風呂から上がり、台所にいくと、もう既にテーブルには所狭しと一杯のご馳走が並んでおりました。

私達の頑張りを喜んくださり、乾杯していただきました。

この5日間ほど、全くおしゃべりなどしておりませんでしたので、その緊張がほどけ、大いに緩んで老師、秀蓮さん、同志たちと飲むビールの味は格別のものでした。

夜中2時近くまで食べて飲んで、老師もすっかりお疲れのようで食堂を後にしました。

私達3人は、すっかりあの5日間から開放されてもう旧知の間柄のように心を開いて後片付けをしておりました。



しかし、ここに私のぬかりがありました。緊張が緩むと途端に自我は何を言い出すかわかったものではありません。

何だか酔った気持ちよさと緊張が緩和されて、自我はそこに忍び寄ってきておりました。


続く

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まとめteみた.【少林窟道場参禅記2回目(11)】

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valenciana

Author:valenciana
スペインはバレンシアに
住んでいます。

インターネットのお陰で
禅の世界に導かれました。

「縁と無常」

あるがまま
ただ生かされていることに感謝する毎日です!


”幼少の頃は夢中で遊んでいました”
いつしかそれがかすんできました。

またあの頃の
感覚を思い出すことが多くなりました。

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